
2011年02月08日
前回はロシアのルーブルについてご紹介しました。
今回は、インドについて、お話ししたいと思います。
■インドについて
5000年の歴史を持つインドは、様々な文化、宗教、言語を持つ民族がひしめき合っており、人口は世界第2位の約12億人です。
首都は、あまり知られていませんが、ムンバイではなくニューデリーであり、通貨はルピーです。北部には世界最高峰のヒマラヤ山脈が横たわっています。
100%を超える食料自給率を誇っていますが、生産物のうち30%は、インフラなどの未整備などから破棄されてしまうという現状にあるため、現在政府は、農業改革に力を入れているようです。また、製造業や情報サービス業でも成長を遂げています。
インドの産業構造は徐々に変化してきており、農業大国からIT大国へと進化しつつあります。
■ルピーについて
2月8日現在、1ルピー=1.81円となっており、ドルに換算すると、1ドル=45.40ルピー=82.25円です。
インドはBRICsの中で、中国に次ぐ高成長を続けています。2007年の世界的な経済危機の影響もあまり受けず、2009年は、先進国各国が平均的にマイナス成長であったのに対し、インドは+4.3%と、成長率をキープしています。
■貧困層の存在
インドの2009年の名目GDPは1.31兆ドルとなっており、これは中国に次ぐ数字です。
しかし、1日の収入が1ドル未満の「絶対的貧困層」にあたる人々が人口の36%を占めているため、人口1人当たりのGDPで見るとかなり低くなってしまうのです。
また、インドは世界第2位の人口であるにもかかわらず、識字率は58%程度しかありません。労働力としての能力が不十分であるためお金が稼げず、お金がないから満足な教育が受けられない...という悪循環も、貧困層がなくならない原因の1つと言えるのではないでしょうか。
■素人による素人の為のレート見解
農業改革やインフラの整備により、農業と製造業は今後さらに成長していくと考えられます。それに加え、ITをはじめとする情報サービス業は高い利益率を誇っています。
2007年にゴールドマン・サックスが「インド経済が今世紀半ばに中国に次ぐ世界2位の経済大国に成長する」といった内容のレポートを発表しましたが、現に今年、購買力平価で見たGDPにおいてインドは日本を抜いて世界第3位となっています。
また、その人口の多さから、経済発展が進むことによって貧困層が減少すれば内需が拡大し、GDPもさらに成長することが予想されます。
BRICs諸国の中でも、中国に次ぐ高成長を維持しており、今後の発展にも大きな期待が持てるインド。この機会にルピーを購入してみてはいかがでしょうか。
次回は中国についてご説明いたします。