
2010年07月26日
平成21年8月3日に公布された「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令」が平成22年8月1日(日)より施行されます。これにともない、楽天FXの取引ルールを改定させていただくことになりました。新しい制度と楽天FXの取引ルールをご案内いたします。
■取引の際、一定額以上の証拠金を預かることが義務付けられます!
平成17年7月に外国為替証拠金取引(FX取引)業者が登録制になって以来、FX取引は大きな広がりを見せる中、一部の取引業者においては高レバレッジを セールスポイントに掲げるようになりました。しかし、金融庁は次の観点により高レバレッジには問題があり、また最近の内外の金利差により、一層の高レバ レッジ化の進展が危惧されることから、レバレッジ規制の導入に至りました。
1. 顧客保護
ロスカット・ルールが十分に機能せず、顧客が不測の損害を被るおそれがある
2. 金融商品取引業者又は登録金融機関のリスク管理
顧客の損失が証拠金を上回ることにより、業者等の財務の健全性に影響が出るおそれがある
3. 過当投機
・最大レバレッジは上限50倍、そして来年8月には上限25倍へ
現在は取引金額に対して預託を受ける証拠金の額には決まりはありませんが、平成22年8月1日より2%以上、平成23年8月1日には4%以上の証拠金の預託を受けることが義務付けられます。すなわち、平成22年8月1日から1年間はレバレッジの上限は50倍、平成23年8月1日からは上限が25倍になります。
■証拠金規制の概要
1.新規取引時における証拠金規制
新規取引を行う際に、取引の額の2%以上(平成23年8月1日より4%以上)の証拠金を預託させなければならないというものです。
※ これは、既存建玉に対しても適用されます。したがいまして証拠金を追加入金したり、建玉を決済したりするなどの対応が必要となる場合もあります。
2. 証拠金率判定時刻における証拠金規制
営業日ごとの証拠金率判定時刻において、実預託額が必要証拠金額を下回った場合には、速やかに不足額を預託させなければならないというものです。(追証)
不足額が預託されなかった場合、顧客に既存取引の全部又は一部を決済させる方法により当該不足額を充当するか、全部決済を行わなければなりません。(強制決済)
■楽天証券における基本方針(必要証拠金とロスカット水準)
ロスカット水準は維持率50%とし、1枚あたりの必要証拠金は、1通貨あたりの価格水準別による定額制と致します。ストレート(EUR/USD,GBP/USD, AUD/USD )通貨は対象通貨の証拠金テーブル(EUR/USDはEUR/JPY、GBP/USDはGBP/JPY、 AUD/USDはAUD/JPY)をそれぞれ参照します。
・ロスカット水準(平成22年8月1日より適用)
維持率50%未満でロスカット(現行は維持率80%未満でロスカット)
■楽天FXの証拠金判定時刻
(1).毎FX営業日のニューヨーク・クローズ時点における評価為替レートで全ポジションを評価し、維持率を計算します。
(2).(1)で計算した維持率が100%未満の場合翌FX営業日18:00(日本時間)までに証拠金を追加入金(追証)するかポジションの一部または全部を決済し、維持率を100%以上に回復させる必要があります。
■注意
・相場好転による維持率の回復(自然回復)は、認められません。
・維持率が100%以上に回復するまでは、新規注文の発注、振替出金をすることはできません。
※(2)が実行されない場合、当社の任意のタイミングでポジション全部決済し、維持率を回復するものとします(強制決済)。
■取引ルールの変更スケジュール
・新ルールへの移行準備期間
楽天FXでは、レバレッジ規制に対応した新しいルールをお客様にご理解いただく期間として、「移行準備期間」を設定いたします。移行準備期間とルールは以下の通りです。
・移行準備期間
平成22年7月19日(月)~7月30日(金)
・移行準備期間中のルール
1. 上記(1)で計算した維持率が100%未満の場合、追証発生メールを送信します。
・第1回目の追証判定は7月19日のニューヨーククローズ(日本時間7月20日 午前5時55分頃)です。
2. 上記(2)を実行した場合、追証解消メールを送信します。
・第1回目の追証入金期限は、日本時間7月20日午後6時です。
・相場好転による維持率回復(自然回復)は、認められません。
・維持率が100%以上に回復するまでは、新規注文の発注、振替出金をすることはできません。
3. 上記(2)が実行されない場合、強制決済メールが送信されますが、強制決済は実行されません。(※)
※ これは、移行期間中のみのルールです。移行期間終了後の本運用では、強制決済されます。
※ 移行期間中でも、ロスカット(維持率80%未満)は実行されます。
※ 移行期間中は、同タイミングで追証が未解消であっても、解消とされます。
・8月1日(日)以降のお取引において、追証が発生し、その後入金期限までに証拠金への振替が確認できない場合には、強制決済させていただきます。充分ご注意ください。
■スケジュールの詳細
7月17日(土)
・システムメンテナンスを行います。その間、楽天FXへのログインができなくなりますので、あらかじめご了承ください。
・ 「楽天FX取引に関する説明書」を改訂いたします。
※ システムメンテナンス時間および「楽天FX取引に関する説明書」に関する詳細は後日ご案内いたします。
7月19日(月)
・ 移行準備期間がスタートいたします。
o 維持率が100%未満の場合、追証発生メールを送信します。
o 第1回目の追証判定は7月19日のニューヨーククローズ(日本時間7月20日 午前5時55分頃)です。
8月1日(日)
・通常のメンテナンス時間終了後に、レバレッジ規制に対応した新しいルールに完全に移行いたします。
o ロスカット水準は維持率50%とし、1枚あたりの必要証拠金は、1通貨あたりの価格水準による定額制と致します。
o 追証が発生し、その後入金期限(翌FX取引日の午後6時)までに証拠金への振替入金が確認できない場合には、強制決済させていただきます。
o 1回目の追証判定は8月2日のニューヨーククローズ(日本時間8月3日 午前5時55分頃)です。
o 追証未入金による、第1回目の強制決済は、日本時間8月3日18時です。
■注意事項
本コンテンツは、今回のFX取引に係る規制見直しの概要を一般の投資者の皆様にわかり易くお伝えすることを目的としておりますので、金商業等府令や監督指針の条文の文言と異なる場合がございます。また、当該条文の内容を完全に網羅しているものではありません。